新着記事一覧
On-de(オンデ)で本を出版?!<1>(オンデマンド印刷)
こんにちは、On-de(オンデ)担当のネエさんです。
11月になりました。
気の早い街中はクリスマスの飾り付けが…。
世間的には11月って、大きなイベントはないですけど、11月生まれの私としては、
11月がないがしろにされた気分で、なんだか少し寂しい気がします…。
ま、誕生日がきたら、またひとつ大人の階段を上ってしまうんですけど。
ということで、HOEI ブログ、始めます!
まず、最初に On-de とは、オンデマンド印刷(※)を使った商品を扱うブランドです。
On-de でできることや、これからやっていこうと思っていることをブログで書いていきます。

イロトリドリトヨサキカラー
(※ オンデマンド印刷とは、お客さまの要求に迅速に対応できる印刷方法です。デジタルの印刷機つまりは大きなプリンターで出力するということ。弊社では、ゼロックスの「700 Digital Color Press」を使用。)
今回、オンデマンド印刷で製作したのは、自叙伝。
ページ数は多いけど、部数は少なく、従来の印刷方法であれば
コストがかなり高くついてしまいます…。
そこで、小ロットのオンデマンド印刷 On-de で作ってみよう!ということになりました。
著者は、茨木市で市議会議員を長年されていた中内稔さん。
中内さんの自叙伝の原稿を、編集したのが出版社でお仕事されていた渡辺猛さん。
本文中に出てくる挿絵は、風景画家の北ノ原正男さんが手描きで描いてくださいました。
編集と校正を繰り返し、2月の打合せから校了まで、なんと6ヶ月!!
私たちは、造本設計、本文の編集作業、画像補正、装丁デザインなどを担当。
装丁用に手描きで描いていただいたイラストを、データ化し、画像補正のあとレイアウト。
本のタイトルの題字は、実は、著者の中内さんの直筆。
これもデータにして、文字の大きさや配置、色を変えて、デザインしました。
この直筆のタイトルと手書きのイラストの相性が抜群です!!
オンデマンド印刷のいいところは、テストプリントから本番用の紙が使えること。
本のカバーを作るために、サンプルで用意した紙は3種類。
真っ白な晒クラフト、OKブリザード、黄土色のOKプリンスゴールド。
紙の種類やデザインのパターンを変えて、色味を確認して…。
最終的に、カバーの用紙は「晒クラフト」に決定!!
本文で使用した紙は、淡クリームキンマリという書籍用紙。
真っ白ではなく、黄色がかったやさしい手触りの紙です。
(まだ、この時は書籍用紙と季節の関係に気づいていませんでした。)
実際に本の束見本を製作し、本の厚みや仕上りのイメージを確認。
さて、続きは、【 On-de (オンデ)で本を出版?!】の後編で!!
- 2020年11月12日
パッケージの予算 - 2020年9月27日
バリエーション提案「ゴール設定」 - 2020年9月14日
良いモノづくりを考える - 2020年9月3日
魅せるパッケージデザイン - 2020年9月2日
パッケージの好感度ランキング - 2020年9月1日
パッケージづくり 2020
-
池田 俊雄
いけだ としお 豊榮印刷株式会社
専務取締役
> Blogを見る1979.1.26 大阪生まれ。
2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。 -
池田 俊紀
いけだ としのり 豊榮印刷株式会社
常務取締役
> Blogを見る1985.3.22 大阪生まれ。
2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
文部科学省認定「印刷専門士」。
印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい! -
HP Mail News
編集部豊榮印刷株式会社
所属スタッフ
> Blogを見るネエさん(On-deオンデ統括マネージャー) 印刷屋のオンデマンドを全国にPR中。
オンデマンド印刷を使ったサービスを中心に、デザイン、印刷、加工までをひとり一貫生産で発信中!マコちゃん(生産管理の女)圧倒的な生産品質を求めて日々奮闘中。生産全般の管理と運営。
仕入先等の協力会社との関係も深く、日々新しいことを生産管理する女。ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。ウエキチ(パッケージ研究室 助手)革命的なカタチを求めて全国をロードバイクで駆け抜ける日々。脚力には自信あり!甘いもの好き!常に新しいカタチを求め、縦横無尽に動き回る!