新着記事一覧
これがないと始まらない!(オフセット印刷)
みなさん、こんにちは!名もなき印刷士こと現場のヤマモトです!!
季節もだいぶ変わって暖かくなり、気付けば桜も散り始めてます;;
時間が経つのは早いものですねぇ…。
さて、今回は紙について少し書いていこうかと思います。
紙って一体いつ頃から使われるようになったと思います?
ブログを書くにあたっていろいろ調べたのですが、
なんと紀元前のメソポタミア文明の時代から使われているそうです。
正確には紙の類似品で「パピルス」と呼ばれているらしいのですが、
これが紙のルーツになっていると言われています。
そこから時代は進み、現在では数千種類の紙が存在し、
用途によって様々な紙を使い分け印刷をおこなうわけですね。
今回、紙の種類についても細かく書こうかと思いましたが、
さっきも書いた通り、とにかく多いのです^^;
なので、普段よく使う紙を大まかに書きます。
大きく分けると「和紙」と「洋紙」になるようです。
もちろん二つとも特性が違うのですが、
僕たちが普段よく使っているのは「洋紙」です。
(「和紙」は表面が荒く不均一で印刷がしにくい、
「洋紙」は表面が滑らかで均一で印刷しやすい。)
この洋紙の中でも「紙」と「板紙」に分類され、
「紙」はチラシ、ポスターなど
「板紙」は化粧箱(お菓子の箱や化粧品の箱)など
大まかに分けると以上のような分類になります。
また、前回のブログ「紙積み」にも書きましたが、
紙の種類によって気をつけなければならない紙があります。
例えば「コート紙」という種類の紙があります。
この紙は表面に艶が出る加工がされていて、
キズやへこみが目立つので注意して扱う必要があります。
そして、もう一つ紙に関して気をつけなければいけない点があります。
それが「紙目」というやつです。
紙目とは紙に含まれている繊維の向きのことです。
「T目」は「縦目」
「Y目」は「横目」
そのまんまですね(笑)
この紙目によって印刷物の色の出方が若干変わったり
箱にする際に、きれいに折れなかったり、いろいろな問題も出てきます。
――見た目が一緒なのにどうやって紙目を見分けるのでしょう?――
段ボールを想像してもらうと分かりやすいと思いますが、
段ボールを破ろうとする時、破りやすい方向と破りにくい方向がありますよね?
それと一緒で、紙を破ってみれば繊維がどの向きにはしっているかわかります。
(極端な破り方をしましたが、これだと縦向きに繊維がはしっています。)
少し余談ですが、この仕事を始めたばかりのころ「T目」「Y目」のことを
「縦目」「横目」ではなく「ティー目」ワイ目」と読んでいました(笑)
先輩たちに「面白い読み方するなぁ」と笑われちゃいました^^;
今回はこのくらいにして
次回は印刷機のフィーダーに関して書いていこうかなと思います。
これまでの記事はこちらから。
▶ 温度と湿度、そして印刷、 その関係が商品にどう影響するのか?(オフセット印刷)
▶ はじまりはいつもここから ~フィーダ編~(オフセット印刷)
- 2020年11月12日
パッケージの予算 - 2020年9月27日
バリエーション提案「ゴール設定」 - 2020年9月14日
良いモノづくりを考える - 2020年9月3日
魅せるパッケージデザイン - 2020年9月2日
パッケージの好感度ランキング - 2020年9月1日
パッケージづくり 2020
-
池田 俊雄
いけだ としお 豊榮印刷株式会社
専務取締役
> Blogを見る1979.1.26 大阪生まれ。
2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。 -
池田 俊紀
いけだ としのり 豊榮印刷株式会社
常務取締役
> Blogを見る1985.3.22 大阪生まれ。
2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
文部科学省認定「印刷専門士」。
印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい! -
HP Mail News
編集部豊榮印刷株式会社
所属スタッフ
> Blogを見るネエさん(On-deオンデ統括マネージャー) 印刷屋のオンデマンドを全国にPR中。
オンデマンド印刷を使ったサービスを中心に、デザイン、印刷、加工までをひとり一貫生産で発信中!マコちゃん(生産管理の女)圧倒的な生産品質を求めて日々奮闘中。生産全般の管理と運営。
仕入先等の協力会社との関係も深く、日々新しいことを生産管理する女。ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。ウエキチ(パッケージ研究室 助手)革命的なカタチを求めて全国をロードバイクで駆け抜ける日々。脚力には自信あり!甘いもの好き!常に新しいカタチを求め、縦横無尽に動き回る!