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キラキラをきれいに作るために(生産品質管理)

投稿者:
HP Mail News 編集部

こんにちは。豊榮印刷 生産管理の女マコです。
今回は、弊社の品質のことではなく、箔押しの加工についてです。

マコちゃん_6月

 

 

 

 

先日、箔押しの作業現場を見学させて頂く機会がありました。
準備段階から見学させて頂いたので、その時の様子を紹介します。

その前に、箔押しって何かと言いますと…

御祝儀袋などで、「寿」の文字がキラキラしていたりしますよね。そのキラキラを作ることです。

そのキラキラを作るための工程を今回は紹介させて頂きます。

 

まず、箔版を鉄板につけます。
この鉄板は、機械が動いている時に120度まで温度を上げます。
この温度と圧力で、箔を素材に圧着させます。

 

ちなみに、箔版の種類は、マグネシウム版、銅板、亜鉛版など
箔押しする素材や制作数、コストによって使い分けます。

生産管理_6月

 

フィルムを設置。
2本垂れ下がっているのが箔のフィルムです。
このフィルムが凹凸のある版に押されて転写し、箔の輝きを表現します。

 

生産管理_6月2

 

生産管理_6月3

 

設置完了。

ここからが本番までが長い道のり。
箔を押す位置が、ばっちり合うまで何度も微調整を行います。

箔を押した位置がずれていれば、定規で測って何ミリ移動するか微調整。
箔版の位置を変えます。
そして転写。全ての箇所がばっちり合うまで調整します。

 

生産管理_6月4

 

やっと、箔がばっちりの位置にきました。
次に、箔が均一に押されるように調整します。

 

箔版の圧が同じになるように、素材の下に紙を敷いて、
圧が少しでも弱い箇所があれば、その部分に紙を貼って圧を調整します。
この作業も、全ての箇所が均一になるように調整し続けます。

 

生産管理_6月5

 

全ての調整が終わったら、箔押し作業の開始です。

ここまで見学させて頂いてありがとうございました。

また機会があれば他の加工を見学していきたいと思います。

これまでの記事はこちらから。
印刷品質を高めるための、4つの条件とは…?!
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ひとつひとつ、できる事から。

ブログスタッフ

  • 池田 俊雄

    池田 俊雄
    いけだ としお    
    豊榮印刷株式会社
    専務取締役
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    1979.1.26 大阪生まれ。
    2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
    2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
    創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。

  • 池田俊紀

    池田 俊紀
    いけだ としのり    
    豊榮印刷株式会社
    常務取締役
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    1985.3.22 大阪生まれ。
    2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
    文部科学省認定「印刷専門士」。
    印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい!

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    HP Mail News
    編集部
    豊榮印刷株式会社
    所属スタッフ
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    オンデマンド印刷を使ったサービスを中心に、デザイン、印刷、加工までをひとり一貫生産で発信中!

    マコちゃん(生産管理の女)圧倒的な生産品質を求めて日々奮闘中。生産全般の管理と運営。
    仕入先等の協力会社との関係も深く、日々新しいことを生産管理する女。

    ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
    やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。

    ウエキチ(パッケージ研究室 助手)革命的なカタチを求めて全国をロードバイクで駆け抜ける日々。脚力には自信あり!甘いもの好き!常に新しいカタチを求め、縦横無尽に動き回る!

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