新着記事一覧
キラキラをきれいに作るために(生産品質管理)
こんにちは。豊榮印刷 生産管理の女、マコです。
今回は、弊社の品質のことではなく、箔押しの加工についてです。
先日、箔押しの作業現場を見学させて頂く機会がありました。
準備段階から見学させて頂いたので、その時の様子を紹介します。
その前に、箔押しって何かと言いますと…
御祝儀袋などで、「寿」の文字がキラキラしていたりしますよね。そのキラキラを作ることです。
そのキラキラを作るための工程を今回は紹介させて頂きます。
まず、箔版を鉄板につけます。
この鉄板は、機械が動いている時に120度まで温度を上げます。
この温度と圧力で、箔を素材に圧着させます。
ちなみに、箔版の種類は、マグネシウム版、銅板、亜鉛版など
箔押しする素材や制作数、コストによって使い分けます。
フィルムを設置。
2本垂れ下がっているのが箔のフィルムです。
このフィルムが凹凸のある版に押されて転写し、箔の輝きを表現します。
設置完了。
ここからが本番までが長い道のり。
箔を押す位置が、ばっちり合うまで何度も微調整を行います。
箔を押した位置がずれていれば、定規で測って何ミリ移動するか微調整。
箔版の位置を変えます。
そして転写。全ての箇所がばっちり合うまで調整します。
やっと、箔がばっちりの位置にきました。
次に、箔が均一に押されるように調整します。
箔版の圧が同じになるように、素材の下に紙を敷いて、
圧が少しでも弱い箇所があれば、その部分に紙を貼って圧を調整します。
この作業も、全ての箇所が均一になるように調整し続けます。
全ての調整が終わったら、箔押し作業の開始です。
ここまで見学させて頂いてありがとうございました。
また機会があれば他の加工を見学していきたいと思います。
これまでの記事はこちらから。
▶ 印刷品質を高めるための、4つの条件とは…?!
▶ 今日も明日も上から下へ!
▶ 次につなげるために大切なこと!
▶ ひとつひとつ、できる事から。
- 2020年11月12日
パッケージの予算 - 2020年9月27日
バリエーション提案「ゴール設定」 - 2020年9月14日
良いモノづくりを考える - 2020年9月3日
魅せるパッケージデザイン - 2020年9月2日
パッケージの好感度ランキング - 2020年9月1日
パッケージづくり 2020
-
池田 俊雄
いけだ としお 豊榮印刷株式会社
専務取締役
> Blogを見る1979.1.26 大阪生まれ。
2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。 -
池田 俊紀
いけだ としのり 豊榮印刷株式会社
常務取締役
> Blogを見る1985.3.22 大阪生まれ。
2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
文部科学省認定「印刷専門士」。
印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい! -
HP Mail News
編集部豊榮印刷株式会社
所属スタッフ
> Blogを見るネエさん(On-deオンデ統括マネージャー) 印刷屋のオンデマンドを全国にPR中。
オンデマンド印刷を使ったサービスを中心に、デザイン、印刷、加工までをひとり一貫生産で発信中!マコちゃん(生産管理の女)圧倒的な生産品質を求めて日々奮闘中。生産全般の管理と運営。
仕入先等の協力会社との関係も深く、日々新しいことを生産管理する女。ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。ウエキチ(パッケージ研究室 助手)革命的なカタチを求めて全国をロードバイクで駆け抜ける日々。脚力には自信あり!甘いもの好き!常に新しいカタチを求め、縦横無尽に動き回る!