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パッケージづくり 2020

池田 敏雄
投稿者:
池田 俊雄

 

パッケージをつくる会社って、どんな場所なのか。
どんな場所で、どんな人たちが働いていて、どんな雰囲気なのか。
今日は、少し現場をご紹介したいと思います。

ワクワクするパッケージを溢れさせる。
ホウエイの池田です。

 

 

まずは本社オフィス、こちらは2012年に新築しました。もう8年前になります、建築の方と工務店の方と一緒に「理想の現場」に近づけるためにこだわったオフィス工場となります。クリエイティブな仕事は、環境からという発想のもと、淀川が流れる緑が窓から見える気持ちのいいオフィスです。

また週1回は各現場を全員で回り、朝の10分間を全体清掃の時間にしています。
こうすることで間接スタッフも含め、普段入ることのない生産現場に入り、職場を磨く作業を通じて「良いモノづくり」の価値観を共有しています。

きれいな職場はただきれいなだけではなく、自分たちで汚れを見つけ、床を磨き、きれいにするという意識と小さな行動、そうした社風が大切だと日々感じています。

 

プリプレスルーム

HEIDELBERG Versafire CV 7100型(2016)

 

こちらはプリプレスとオンデマンド印刷機、ここの大きな役割は2つ。
1つは、預かった商品に最適な設計企画をするための場所。
そのための白ダミーやオンデマンド印刷機をつかってデザインイメージを入れてダミーをつくることができます。

本紙であれば350g/㎡の厚紙まで印刷できて、蒸着紙などの特殊紙も印刷することができます。特殊紙は色や凹凸、蒸着紙のように加工されている紙なので、モニター上では仕上がりをイメージできないとお客様の課題があります。そういったお悩みを解決するのが前工程のプリプレスです。

2つは、画像補正と製版です。
デザインデータと印刷物との誤差を埋めるため、デザインデータをここで補正しながら仕上がりを調整します。仕上がり補正の結果を確認するためにも、このオンデマンド印刷機は役立ちます。小ロットのパッケージの場合は、こちらの印刷機をつかって、フィルムを貼って仕上げることもあります。

製版では、プロダクションシステムを採用しており、遠隔にて刷版が出力できたり、色再現の際のカラーマネジメントシステムと密に連動しています。

 

 

こちらはプレス(印刷)、デジタルオフセット印刷機をつかってプリプレスでつくったデータを忠実に紙に印刷していきます。熟練の職人たちが、培ってきた技術と最先端のデジタル技術をつかって、お客様の期待に応えるモノづくりをしています。

10年前まではアナログ1本の現場が、10年かけてデジタル化と理論を掛け合わせ、いまの仕組みができ上がりました。日々生産される商品を前に、より良いモノづくりのためにやり方を常に模索しております。

 

 

HEIDELBERG Varimatrix 105 C/CS(2015)

 

こちらはポストプレス(後加工トムソン)、2015年に更新されたHEIDELBERG バリマトリックス105C/CS。導入してからもう5年目になります、印刷機の世界トップシェアをもつハイデルベルグ社。見た目のデザインが特徴的ですが、操作性や作業性もよく各ステーションの操作ボタンは人間工学にもとづいてわかりやすく配置されています。

端正な外観と快適な作業性の高いマシンは、印刷機との作業性もよく、印刷・後加工を統合した理想的な生産プロセスを構築でき、高い品質を求められるパッケージ印刷サービスに最適です。

ハイデルベルグ株式会社は、フレームに使う鋳物も含むすべて社内一貫生産をしているメーカーだからこその説得力があります。ちなみに弊社はフィーダー部分にカメラを配置し、小さなエラーが発生したときでも見逃さず、自動停止されるように設定しています。

 

サンエンヂニアリング社 BL650SV(2012)

 

こちらもポストプレス(後加工グルアー)、2012年導入から8年目になります。
展開サイズ650ですが、展開サイズは120から650まで多くのラインナップで糊貼りしています。以前あった機械から大幅にアップグレードし生産性が飛躍的に上がりました。ワンタッチやキャラメルが圧倒的に多いですが、テーパー貼りや特殊な形状も糊貼りします。

4台のカメラをつかった自動検査と職人の目で、高い品質レベルで生産しています。中・大ロット、数百枚の小ロットをセット替えしながら通すことも対応しています。オペレーターは、とにかくスピードには自信をもっています。

また株式会社サン・エンヂニアリングのマシンを導入しましたが、役員、サポートの方の対応がたいへん気に入っていて、パッケージを安定して生産する上で強力なサポーターです。

 

調色システムのアップグレード(2018)

 

こちらは印刷インキの調色システム、校正刷りや本生産での印刷インキを内製化しています。従来は印刷オペレーターが練っていたのですが、ほかメンバーでもインキをつくれたほうがいいという考えのもと、調色システムを導入しています。

特殊紙などの風合いがある紙に、特色を刷った「展色見本」は、デザインを確認する上でも欠かせません。確認作業をスピーディーに進めることで、良いモノづくりに貢献しています。

いかがでしたでしょうか、長くなりましたがパッケージのワークフローを簡単にご紹介しました。いまのラインも完成形ではなく、少しずつアップグレードしております。日々、お客様からいただくお悩みや課題、期待に応えるためにどうあるべきか。またハードをどう扱えば、生産性を上げながら「良いモノづくり」ができるのかを研究しております。

パッケージをつくる上で、信頼できるパートナーを探されている方はぜひご連絡ください。ワクワクするパッケージを溢れさせる未来、お客様とともにパッケージをつかって新しい価値を発信していければと考えています。

 

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豊榮印刷株式会社 HOEI PRINTING CO., LTD.(パッケージ印刷製造)
~ パッケージ・プロデュース/デザイン/プロモーション ~

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ブログスタッフ

  • 池田 俊雄

    池田 俊雄
    いけだ としお    
    豊榮印刷株式会社
    専務取締役
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    1979.1.26 大阪生まれ。
    2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
    2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
    創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。

  • 池田俊紀

    池田 俊紀
    いけだ としのり    
    豊榮印刷株式会社
    常務取締役
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    1985.3.22 大阪生まれ。
    2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
    文部科学省認定「印刷専門士」。
    印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい!

  • HP Mail News 編集部

    HP Mail News
    編集部
    豊榮印刷株式会社
    所属スタッフ
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    オンデマンド印刷を使ったサービスを中心に、デザイン、印刷、加工までをひとり一貫生産で発信中!

    マコちゃん(生産管理の女)圧倒的な生産品質を求めて日々奮闘中。生産全般の管理と運営。
    仕入先等の協力会社との関係も深く、日々新しいことを生産管理する女。

    ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
    やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。

    ウエキチ(パッケージ研究室 助手)革命的なカタチを求めて全国をロードバイクで駆け抜ける日々。脚力には自信あり!甘いもの好き!常に新しいカタチを求め、縦横無尽に動き回る!

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