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オンデマンド印刷の基本

投稿者:
HP Mail News 編集部

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オンデマンド印刷は、その名の通り「要求(Demand)に応じて」印刷できます。
オンデマンド印刷の特長は、「刷版が不要」「小ロット」「短納期」です。

 

オンデマンド印刷と版について

オンデマンド印刷では、オフセット印刷に使われる「刷版」が必要ありません。
CTP刷版やフィルム製版といった工程で版やフィルムを出力することなく、
データを直接印刷できるので短納期でも印刷することができます。
刷版代のコストがかかりません。

 

オンデマンド印刷と納期について

オンデマンド印刷では、オフセット印刷での製版作業の工程や
インキを乾燥させる時間がかかりません。
オンデマンド印刷では、一回の印刷で両面を印刷することができます。
印刷してから短納期で商品として納品することができます。
(断裁、製本などの加工がある場合は、納品まで時間がかかる場合があります。)

また、オンデマンド印刷の印刷機で、中綴じ製本や折りなどの加工もできます。
オフセット印刷で時間がかかる場合でも、オンデマンド印刷なら短時間で印刷することができます。
但し、部数が多い場合はオフセット印刷の方が、時間がかからない場合があります。
オフセット印刷では、大きいサイズの用紙を使えること、
印刷の回転数を変えてスピードを上げることができるからです。

 

小ロットに対応できるオンデマンド印刷

オンデマンド印刷では、必要な量だけ印刷することができます。
例えば、オフセット印刷で作った商品に、少しだけ印刷を追加したい時、
オンデマンド印刷なら必要な枚数を1部からでも印刷することができます。
オンデマンド印刷とオフセット印刷の色を合わせる時に、
キャリブレーションプロファイルを設定します。

 

オンデマンド印刷とオフセット印刷の利点

印刷する量と時間でオンデマンド印刷とオフセット印刷を使い分ける必要があります。
オンデマンド印刷でも印刷枚数を大量に印刷することもできますが、印刷の時間と
トナーなどの消耗品のコストがかかります。
印刷の部数が多い場合は、オフセット印刷の方がコストを抑えることができます。

オンデマンド印刷とオフセット印刷、それぞれの利点を知ることで、印刷の幅が広がります。

 

これまでの記事はこちらから。
▶ 適切な色管理とオンデマンド印刷
▶ 色の再現とオンデマンド印刷
▶ 色域とオンデマンド印刷
▶ 紙の種類とオンデマンド印刷

 

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  • 池田 俊雄

    池田 俊雄
    いけだ としお    
    豊榮印刷株式会社
    専務取締役
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    1979.1.26 大阪生まれ。
    2002.9 ウィーン国立美術大学 修士。
    2003.3 豊榮印刷株式会社入社。
    創業1934年という長い歴史を背負いながらも、私たちの目指す道は「あたらしいホウエイ」です。

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    池田 俊紀
    いけだ としのり    
    豊榮印刷株式会社
    常務取締役
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    1985.3.22 大阪生まれ。
    2010.3 豊榮印刷株式会社 入社。
    文部科学省認定「印刷専門士」。
    印刷専門士の専門知識と、いろんな実務経験が自分を育てる。印刷業を通して、大きな「輪」をつくりたい!

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    編集部
    豊榮印刷株式会社
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    ヤマモト(名もなき印刷士)マイスターへの夢を目指す、異業種からの刺客。印刷に魅せられ印刷士に。
    やるからには印刷士の中の印刷士になるという熱い男。現場で修行中。

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