紙の種類とオンデマンド印刷

※2014年11月7日に掲載された記事です。

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紙の種類と色の合わせ方

 

オンデマンド印刷では、上質紙、コート紙、特殊紙などに印刷することができます。
オフセット印刷で使用する用紙にも印刷することができるので、
オンデマンド印刷で本紙を使っての色の校正を出すことができます。

 

オンデマンド印刷とオフセット印刷の色を合わせるためには、
キャリブレーションとプロファイルを設定します。
見た目が同じ白い紙でも、用紙の種類によって印刷の色の見え方が変わります。
キャリブレーションを行う時は、実際に印刷する紙にカラーチャートを印刷し測色します。
上質、コート、マットコートなどそれぞれの紙の種類に合わせてプロファイルを設定することで
オフセット印刷に近い色を再現できます。

 

紙の取扱について

 

紙は、温度や湿度に影響されます。
乾燥による静電気で紙が重なって、紙が機械へ送られないことがあります。
一枚ずつ流れるように、紙と紙の間に空気を入れて紙を積んでいきます。
これは、オンデマンド印刷でもオフセット印刷でも同じです。
特に薄い紙や、表面がざらざらした紙は、紙と紙が滑りにくく、
重なって機械へ送られることがあります。
オンデマンド印刷の場合、機械のエアーを調整し紙がスムーズに流れるように設定します。
また紙の種類によって、色の定着が変化する場合があるので、
トナーを熱で定着させる時の転写圧の設定を変えています。

 

オンデマンド印刷で使える用紙のサイズと厚み

 

弊社のオンデマンド印刷機 700DCP (Fuji Xerox)で使える用紙の
最大サイズは330×488mmです。
A3サイズに塗り足しを入れた大きさで印刷が可能です。
最小サイズは、はがきサイズ(100x148mm)です。
はがきや封筒に直接、宛名などを印刷することが可能です。

オンデマンド印刷として、機械は異なりますが、B1(728×1030)サイズまでの
大判ポスターのプリントも弊社では可能です。

用紙の厚みは、64~300g/m2
トレーシングペーパーから、簡易な箱やPOPを作れる厚紙まで印刷することができます。

オンデマンド印刷では、用紙サイズの大きさや紙の厚みに制限がありますが、
オフセット印刷ではできない1枚からの小ロットの印刷に対応することができます。