今回のテーマは「色の見え方」です。
実際に印刷のオペレーションをするにあたって、
「色が違ってないか」とか
「印刷物に傷やゴミは着いていないか」など
注意する点はたくさんあるのですが、まずは人間がどうやってその「色」を認識するかについて
お話していこうかなと思います。
色っていうのは光が物体に当たって、物体から反射された光が人間の視覚に入って初めて色として認識されます。
なぜ色が認識されるのかというと光には様々な「色」が含まれています。
(赤とか緑とか青とかetc)
その物体によって反射する色が異なるわけです。
例えば・・・りんごって赤いですよね?
なぜ赤く見えるかというと極端な言い方をすればりんごは赤しか反射していないからです。
それ以外の色は全部スルーです。
だからりんごは赤く見えるのですねぇ^^
また「色」は反射する光によっても違う色に見えたりします。
簡単に言えば青色を多く含んでいる光が反射するとちょっと青っぽく見えます。
太陽光の下で見るりんごと蛍光灯の下で見るりんごとではおそらく色が若干違うと思います。
つまりは、印刷の仕事をするには印刷物を見る環境を整える必要があるということですね。
人間の視覚についても少々お話しましょう。
人の目には色相約600万色、そして明るさは約100段階見分けることが出来るといわれています。
こう聞くと人間の目ってすごいと思ってしまいますが、人の視覚はすごく不安定で同じ色でもその周りを違う色で囲んでみると違って見えたりします。
こんなかんじで・・・
右の方が濃く見えますよね?見えません??見えますよね!!
人間の視覚だけでは安定して同じ印刷は出来ないのでそのときに計測器などの道具に頼ります。
が、そのお話は追々していきたいと思います。