底のそこ?を知ってほしい!(パッケージ研究室)

※2014年07月2日に掲載された記事です。

今回は、“紙箱の底”についてご紹介します。

 

紙箱の底がカッチリとロックされるものに “ ワンタッチ底 ” と “ 地獄底 ” の2種類があります。

 

①  “ ワンタッチ底 ”
その名の通り “ ワンタッチ ” で箱の状態に組み立てることが出来ます。
足の部分を事前に糊付けしているため強度が有り、
様々な大きさ・重さのものを入れることが出来ます。
また、必要な時に瞬時に組み立て出来ることが特徴です。

 

サック_6月改

 

“ ワンタッチ底 ”(外側)

 

サック_6月改2

 

“ワンタッチ底”(内側)

 

② “ 地獄底 ”
“ 地獄底 ” なんて恐ろしそうな名前ですが、由来を調べてみると
“ 地獄の底 ” に落ちたら抜け出せない、底から抜け出せない、
それくらい頑丈に出来ているという説にあたりました。

底には糊付けはされておらず、手組みで箱にでき、 底の四方を組み合わせて強度をだしています。
しかし、底の中心に力のかかる球形のものや、 重さに偏りのあるものには向いていない形状です。 底に糊付けされていない分、ワンタッチ底ほどの強度を必要としない場合に向いています。
また経済的なメリットがあります。
主に、ケーキが入っている箱に使われています。

 

サック_6月改3
“ 地獄底 ”(外側)

 

サック_6月改4
“ 地獄底 ”(内側)

 

どちらも平らな状態から “ 箱 ” に組み立てることができます。
用途によって最適な形状を使い分けることができますね。